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【わかりやすく解説】選挙のやり方、投票方法。衆議院議員選挙と参議院議員選挙の違い。

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選挙に行きたいけど行ったことがない、あるいは選挙の方法がいまいち分からない。

そんな人のための解説記事です。

選挙に行くのは国民の義務とまでは言えませんが、少なくとも自分の意志を伝える大切な機会です。

投票すれば清々しい気持ちになれますよ(^▽^)

国民が選挙に行かない、投票しない理由はシンプル

自分に選挙権があってもそれを行使しない人が多いのは政治や経済に全く興味がないからですよね。

どうせ自分一人が行っても行かなくても何も変わらないし…政治家が何でも勝手に決めてるし…」そんな気持ちから一度も投票したことがない人もいるはずです。

それは日本の政治形態が間接民主制を採用しているからです。

間接民主制とは、国民が政治家(代表者)を選んで一定期間権力をたくし、それを通じて間接的に国政を運営する政治制度のことです。

ただしいくつかの例外があり、一例としては「憲法改正の国民投票」、「地方自治特別法の住民投票」、「最高裁判所裁判官の国民審査」などがあります。

とは言っても、結局は選挙に行っても何も変わらないというのがこれまでの日本の現状でした。行くだけ時間の無駄だと思ってしまうんですよね。

そもそも立候補者の話を聞いても退屈で面白くない…。学校の面白くない先生の話に似てますね(笑)

でもSNSやインターネットの発達により、これからの選挙は大きく変わっていきます。

政治家の考え方や政治方針を細かく見ることも出来るし、一国民である自分の意見を政治家に直接訴えかけることもできる環境が整っています。

政治をするのは国民です。間接民主制の元では一時的に政治家に自分の考えを託しているに過ぎないのです。

一人でも多くの人が投票する意味を理解すれば日本の政治は間違いなく動きますよ。

この記事では、選挙のやり方を出来るだけ簡単に説明してます。ぜひこれからの選挙権に活用してください。

選挙に行くことを難しく考える必要はないのです。自分が思い描いている理想の政治をしてくれそうな人を選ぶだけです。

もし理想の人がいなければ白紙投票も立派な選挙権行使の一つになり得ますよ。

一般的な選挙のやり方、投票方法をシンプルに解説

選挙に行ったことがない人にとっては選挙制度や選挙方法は難しく感じることがあるかもしれません。

でも実際にはとてもシンプルで、どの選挙も同じような流れになっています。3ステップで解説しますね。

  1. 選挙のハガキを投票所に持参
  2. 係員にハガキを渡して選挙用紙をもらう
  3. 自分が支持する人や政党を記入し(予め候補者名が記載されてある場合は〇を記入)投票箱に投入する

たった3ステップだけで選挙は終了です。

「記入間違えをしたらどうしよう…」、「初めて選挙する人だと思われたら恥ずかしい…」いろいろ考えてしまうかもしれませんが、そんなこと周囲の人は気にしていませんよ。

誰だって“はじめて”はあるし、“間違える”ことだってあります。投票所に行って投票することに大きな意味があるのです。

衆議院議員選挙の投票方法

衆議院議員選挙では「小選挙区選出議員選挙」と「比例代表選出議員選挙」2つの選出方法が採用されていて、2枚の投票用紙が配布されます。

さらに、衆議院議員選挙と同時に「最高裁判所裁判官国民審査」も同時に行われ、1枚の投票用紙がさらに追加され配布されます。

つまり、3枚の用紙が配布されるのが衆議院総選挙なのです。

何も知識を入れずに衆議院選挙に行った経験がある人なら分かると思いますが、最初に驚くのが投票の回数かもしれませんね。

なんで1回の選挙で3枚も投票用紙をもらうのか分けも分からず投票する人もいます。

それにはちゃんと意味があるのでここで解説していきますね。

衆議院議員選挙に小選挙と比例の2つがある理由

小選挙区で一番得票数が多かった人だけを選べば、落選した人を選んだ国民の意見は反映されないことになります。

そこで登場するのが比例区で、小選挙区での民意を得票数に応じて反映させようという狙いがあります。

小選挙区も比例区もどちらともメリットやデメリットがあり、二つを交錯させることで少しでも平等な選挙にしていこうというのが衆議院議員選挙なのです。

2つの選挙制度の特徴を簡単に説明していきたいと思います。

小選挙区選出議員選挙のメリットとデメリット

小選挙区選出議員選挙とは1選挙区ごとに最多投票数を得た候補者1名だけが当選する選挙制度のことです。

有権者は候補者名を記入して投票します。

小選挙区は細かく区分けされるため、それぞれの選挙区での有権者の声を吸い上げやすいと言われます。

その一方で、1選挙区に当選するのはたった1人で死票が多くなり国民の意見が反映しづらく、二大政党制をつくりやすいとの指摘もあります。

比例代表選出議員選挙のメリットとデメリット

比例代表選出議員選挙とは、各政党の得票率に比例して議席を配分する選挙制度のことです。

この制度のもとでは死票が出にくく、有権者の意見が反映されやすいメリットは確かにありますが、比例では誰を当選させるのか国民が選ぶことができません。

さらに、衆議院選挙では小選挙区と比例区の重複立候補ができるため、小選挙区で落選しても比例で復活当選を果たすことも可能となります。

有権者は政党名を記入して投票していきます。

比例代表選挙ブロックごとに投票数に応じてドント式という方法によって各政党の議席配分数が決まり、各政党があらかじめ届け出している比例代表名簿順位に当選者が決まります(拘束名簿式)。

ドント式とは?例題を計算してみよう

ドント式とは、各政党の得票数(投票された有効な票数)を整数1、2、3、4…と順に割っていき、その数の大きい順に定数になるまで議席を与えていくもので1882年にベルギーの法学者 V.ドントが考案したことからこの名前がついています。

出来るだけ多くの得票数を得た政党が多くの議席が配分されるのは分かりますが、少し頭で考えただけでは分かりづらいかもしれませんね。

実際に例題を解いて理解していくのが一番です。

ドント式問題

【例題】
次の表は定数6人の比例代表選挙の得票数です。
ドント式での各政党の議席配分数を答えなさい。

A党 B党 C党 D党
得票数 3,000 1,800 1,200 800

【解説】

A党 B党 C党 D党
割1 3,000 1,800 1,200 800
割2 1,500 900 600 400
割3 1,000 600 400 266

各政党の得票数を1、2、3…と整数で順番に割っていくと答えは簡単に出せます。

割った答え(商)が大きい順にチェックしていき、上位6つまでに議席が配分されます。

答えは、A党3人、B党2人、C党1人、D党なし。

それにしても凄いことを考えだしたものですね。

最高裁判所裁判官の国民審査とは?

日本国憲法と最高裁判所裁判官国民審査法に基づいて行われる審査のことで、裁判官を審査するのは国民の権利です。

なぜ衆議院議員選挙と同時に行われるのかと言うと、参議院議員の任期は最大6年、3年ごとに半数を改選するのに対して、衆議院議員の任期は最大で4年、内閣が衆議院議員の解散を決定すればすぐに衆議院議員選挙が行われます。

参議院には解散がないのに対して、衆議院には解散があるのも一つのポイントですね。

さらに裁判官の国民審査だけを実施しても投票率はかなり低くなってしまうため、国民の関心が高い衆議院議員選挙と同時に行われますようになったのです。

投票方法は裁判官の氏名が記載されているので、罷免させたい(辞めさせたい)裁判官に〇を記入していきます。特に罷免させたくないのであれば何も記載する必要はありません。

とは言っても、普通に暮らしている人にとっては裁判官なんて有名人でもないわけでどんな人かなんてわかるはずもありませんね。

なぜ行われるのかと問われれば、法律に規定されているからとしか言いようがなく、今現在全く意味のない選挙です。同時に実施されなければそれこそ税金の無駄遣いでしかありません。

参議院議員選挙の投票方法

参議院議員選挙では「選挙区」と「比例代表区」2つの選出方法が採用されていて、2枚の投票用紙が配布されます。

衆議院のところでもお話しましたが、地域ごとに1人を選出する方法と、得票数に応じた選出方法の2つがある点では似てますね。

有権者は選挙区では候補者名を記入します。

比例区では政党名、または候補者名を記入していきます。

衆議院選挙の比例では政党名のみ記入するのに対して、参議院選挙では政党名でも候補者名でもどちらでも良い点は間違いやすいところです。

参議院の比例区は非拘束名簿式

もう1つの参議院議員選挙の特徴として、比例区でもドント式で当選者は抽出されますが、議席数を獲得したら衆議院のように政党が予め作成した名簿を元に上位から選出はされることはなく選挙の得票数に応じて名簿が作成されます。

要するに、立候補者の立場からすると個人レベルでどれだけ票を得るかが当選するための鍵となります。

ただし、2019年より参議院選挙の比例区では特定枠が採用されています。特定枠を簡単に説明していきますね。

参議院選挙の特定枠とは?

特定枠とは比例候補者数から1人少ない人数を限度に非拘束名簿式として政党が自由に設定できる制度のことです。

要するに、比例立候補者が10人いるとしたら、9人は特定枠として設定することができるのです。

政党として当選させたい人を優先的に上位名簿に持っていくことができる一方で、特定枠にいる人があまり支持を得ていない人であれば比例の票は伸び悩むことになります。

知事選挙、市長選挙、地方議会議員選挙の投票方法と特徴

国会議員を選ぶ国の選挙とは違い、地方選挙には比例はなく、得票数に応じて当選するかいなかが決定します。

知事選、市長選では候補者が少ないこともあり候補者名が列記されていて上の方に〇を記入する方式が多くで採用されています。

一方候補者が多い地方議会議員選では候補者名を記載することになります。

地方選では場所によっては投票率が低く、政党の公認を受けるかどうかで当選か否かが決定すると言っても過言ではありません。

いわゆる組織票ってやつですね。

自分の目で確かめ選んだ候補者に投票するのが本来あるべき選挙なのですが、候補者の主張などが分かりづらい現状を見ると組織票になってしまうのは仕方ない部分はあります。

地方選はほぼ組織票や有名人候補者の人気票ですよね。

※よくある選挙のQ&A

ここでは選挙に関してよくある疑問、質問に応えていきます。

そんなことも知らないの?と言われる前にチェックしておくといいでしょう。

選挙権(選挙できる権利)は何歳から?

衆参議院選挙では日本国籍があり18歳以上であれば誰でも選挙権を持っています。

ただし、地方選では更に3ヶ月以上の居住条件が付与されています。

期日前投票、不在者投票とは?

期日前投票とは、投票日前に決められた投票所で投票することです。

案内のハガキにも期日前投票日が記載されているので必ず日付と時間を確認してから投票所へ向かいましょう。

それに対して不在者投票は、決められた投票所以外で投票することです。

この不在者投票は少々複雑で、書類を郵送でもらわなければならず、時間には余裕を持って不在者投票には臨んでくださいね。

投票所にメモ用紙を持ち込んでも良いの?

投票所では不正なことが行われないように複数の人に監視されています。

さらに投票用紙を記入する机には両隣に仕切りがあり、高校入試や大学入試を思い出させるような監視体制がなされています。

そんな中で、自分が決めている候補者を確認するためにメモ用紙などを取り出すと、何か悪いことをしているかのような錯覚に陥ります。

でもメモ用紙を持ち込むことも見ることも全く問題ありません。

ただし、他の有権者の邪魔になるなど、公正な投票を妨害するようなものの持ち込みは禁止されています。

例えば、こんな人はいないとは思いますが、候補者名や政党名がプリントされたTシャツを着るなどすれば選挙法違反に問われることもあります。

投票所に子供を連れていくことはできる?

投票所に子供と一緒に行っても問題ありません。

投票所のハガキを紛失、忘れたら投票できない?

投票所へは案内のハガキ(入場券)を持っていき投票するのが基本です。

しかし、ハガキを紛失したり、忘れてしまった場合でも本人確認ができれば投票することができます。

立候補者名や政党名は平仮名で書いても良いの?

投票するときに気になるのが候補者名や政党名の書き間違えではないでしょうか。

もし間違った漢字を使ってしまった場合、無効票になることもあります。

漢字が苦手であればぜひ平仮名で記入していきましょう。平仮名でも有効票になります。

白紙投票しても大丈夫?

選挙に行きたいけど投票したい候補者や政党がないケースもありますね。

そんな時は白紙投票してください。白紙投票も立派な選挙行為です。

白紙投票は当然、無効票にはなりますが、投票率にはしっかりとカウントされます。

全ての選挙で投票したい候補者や政党があるとは限りません。だったら白紙投票でも選挙に行かないよりはましです。

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まとめ

最後に衆議院議員選挙と参議院議員選挙の記入方法を再確認していきます。

衆議院議員選挙
小選挙区 ⇒ 候補者名
比例区    ⇒ 政党名
参議院議員選挙
選挙区    ⇒ 候補者名
比例区    ⇒ 候補者名または政党名

忘れないようにスクショでも撮っておいてくださいね。

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