冬の路上で危ない経験をした方も多いのではないでしょうか。
自分では大丈夫と思っていても、「雪の積もった道路」「凍結した路面」は想像以上に危険なものです。
ここでは持っておくと、とても便利なスプレー式チェーンを紹介していきます。降雪地帯に住んでいない方は必見ですよ!
Contents
急な雪にはスプレー式タイヤチェーンがおすすめ
タイヤのチェーンって雪が普段降らない地域に住んでいる人にとっては敷居が高く、面倒なものです。
自分でチェーンを装着することも昔と比べ簡単にはなってきていますが、それでもやっぱり慣れていないと戸惑ってしまいます。
場合によってはチェーンが巻き込んだりして車の損傷や事故に繋がりかねませんね。
そんな人に今注目されているのがスプレー式チェーンです。
スプレー式タイヤチェーンの特徴
スプレー式チェーン(スノースプレー)はノーマルタイヤにスプレーを吹きかけるだけで瞬時にタイヤに凹凸を作ることが出来ます。
コンパクトで持ち運びも便利なので、冬場は車に備えておけば、急な積雪や凍結でも安心ですよ。
スプレー式タイヤチェーンの利点、難点
普通のチェーンやスタッドレスタイヤにも難点があるように、スプレー式タイヤチェーンにも悪い点がどうしてもあります。
「え!?評判良くないの?」と思われた方もいるかもしれませんが、評判は上々です(笑)。
ただ、デメリットも知っておいた方があとあと後悔しないと思います。積雪やアイスバーンでの対処法には選択肢もあるわけで、絶対にこれにしないといけないということは言えませんからね。
スプレー式チェーンのデメリット
スプレー式タイヤチェーンのデメリットは…
- タイヤのスプレー跡が中々取れない
- 手に付いたら落ちにくい
- ボディに付いたら変色の恐れあり
- チェーンよりも性能が落ちる
口コミで多いのがスプレー跡が落ちにくいという点でした。
簡単に落ちてしまえば雪に対応できなくなるので当然と言えば当然なのですが、手に付いてしまった日には少し落ち込みます( ;∀;)
スプレーをするときは必ず軍手を使って噴霧するようにしてくださいね。
そして、スプレーがボディに付かないように注意して噴射していきます。新車には使わない方がいいかもしれませんね。そこは自己責任でお願いします。
デメリットを言いましたが、スプレー式チェーンはメリットも多く急な積雪で困ったときには十分威力を発揮してくれます。
スプレー式タイヤチェーンのメリット
スプレー式のメリットは…
- 突然の降雪でも安心
- 普通のチェーンやスタッドレスの取り付けよりも楽
- 通常のチェーンやスタッドレスより安い
何と言っても安心感を得ることが一番のメリットではないでしょうか。
急な雪やアイスバーンは運転者にとって恐怖でしかありませんよね。
私は普段、雪とは無縁の地域に住んでいるので、雪の怖さを知りませんでした。数十年に一度の大雪の際に本当の怖さを知ることになるのです。
雪はそこまで積もってなく、他の車を見てもチェーンを付けている車はほとんどいない状況でした。
いつもより慎重に走行していたのですが、ブレーキをかけた際に全く止まることが出来ずに前の車にぶつかる勢いで突進していきました。もうぶつかると思ったのですが、ハンドルを右に切りなんとか衝突は回避できました。
あわやの大事故になるところでした。
夜はそこまで雪が降っていないくても、朝方の冷え込みで積雪することはよくあることで、朝からチェーンなんて付ける時間も技量もない人がほとんどです。
そんな時にはスプレー式チェーンが大活躍するのです。
さらに、通常のチェーンやスタッドレスタイヤは値段も高く、スプレー式と比べ2倍から10倍することも珍しくありません。
普段、雪が降らない地域や雪が降る路上を走らない人はわざわざチェーンを用意する人は少ないと思います。だって、必要性が低いからです。
でも、少なくともスプレー式チェーンだけは車に潜ませておいてください。絶対に役に立つ時が来るからです。
スプレー式タイヤチェーンの使い方
使い方は至って簡単ですがちょっと注意する点がいくつかあります。
軍手を着用の上、4本のタイヤの走行面(路上との接着面)にスプレーして約5分から10分間、固まるのを待つ必要があります。
スプレーする際には極力、タイヤに付いた水分を拭き取ってから噴霧するようにしてください。そうすることでグリップ力はアップします。
スプレーが付いてしまうと車の塗装が剥がれたりする恐れもあるため、養生テープを使って汚れないようにするのもいいかもしれませんね。
チェーン規制道路でもスプレー式チェーンは走行可能なのか?
ここである疑問が浮かび上がってきます…。
チェーンと名前の付くスプレーなので、積雪地帯のチェーン規制道路を走行出来るのかどうかがです。
性能的にはスタッドレスと同等なので走行自体は十分可能なのですが、果たしてどうなのでしょうか。
チェーン規制道路でスタッドレスタイヤはほぼ走行可能
雪山や雪国ではスタッドレスタイヤ、チェーンを付けるのはもはや常識です。
これを怠ることで事故の発生率は確実に上がります。装着していない車は走るべきじゃないし、ルール違反です。
毎年、雪道を走る人は冬場はスタッドレスに履き替えていきましょう。スタッドレスタイヤを装着していれば、チェーン規制でも90%以上の確率で走行は可能です。
出来ることなら、チェーンも備えておけば、走れない道はありませんね。
スプレー式チェーンではチェーン規制道路を走行出来ない!?
では本題に入ります。
結論から言うと、スプレー式チェーンではチェーン規制道路を走ることは不可能です。規制されています。
どんなに性能的に雪道を走れても規制されてしまいます。
スプレーしているからなんて言っても、傍から見れば、してるかしてないかなんて判断が付きませんからね。
はやり、チェーン規制に備えて、最低でもスタッドレスタイヤの準備はしておかなければいけないということです。
スタッドレスタイヤ、タイヤチェーンの価格比較
スタッドレスタイヤとチェーンの価格は気になるところですね。
お金を出せばどこでも買えますが、時と場所によってはグレーな部分がどうしてもあります。
まず、相場をお伝えし、より安く購入できる方法を皆さんと一緒にシェア出来たらと思っています。
スタッドレスタイヤの価格、相場
スタッドレスタイヤの値段はいくらくらいするのか、相場を調べてみました。
12~14インチ | 5,000円~13,000円/1本 |
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15~16インチ | 13,000円~30,000円/1本 |
17~18インチ以上 | 20,000円~40,000円以上/1本 |
この価格は1本あたりの値段で、安いスタッドレスが仮に5,000円だとしても、4本購入で20,000円は最低でも必要になります。
最低でもというのは、これに工賃が加算されます。どこでもやっても、工賃は1,000円から4,000円くらいは必要になってくるのです。めちゃくちゃ高くなりますね…。
タイヤの種類はたくさんあるので自分の予算と相談し、出来るだけ良くて安いものを購入していきたいものです。
スタッドレスタイヤの寿命
スタッドレスタイヤはノーマルタイヤと同様に、溝が無くなってきたら変え時です。
だいたいの目安としては、3年です。
もちろん、溝が残っていれば、3年以上使うことも出来ますが、溝が無くなってきたら早めに取り換えるようにしてください。
通常のタイヤチェーンの価格、相場
スプレー式じゃない通常のタイヤチェーンの価格も調べてみました。
昔からある金属のチェーンだと安くなる傾向にあります。今の主流は非金属のタイヤチェーンで、こっちの方が売れています。
タイヤチェーンの相場は、10,000円~40,000円くらいです。
タイヤチェーンは取り付け費用がとても高いのが特徴で、ほとんどの場合、出張して取り付けることになるので値段も跳ね上がります。
タイヤチェーンの取り付け費用の相場は、タイヤ1本あたり3,000円が相場です。そうなると、チェーン取り付け4本分で10,000円前後が相場になります。
でも出張となると、15,000円~30,000円くらいかかることもあります。ケースバイケースです。
スプレー式タイヤチェーンの価格
スタッドレスタイヤ、通常のチェーンの相場と比べ、スプレー式チェーンは格安です。
スプレー式チェーン(スノーチェーン)の価格は3,000円前後で済みます。
安いだけに、店頭においていないこともあるので、季節をずらして通販で早めに購入し、ストックしておくのをおすすめします。
スタッドレスタイヤを格安購入、取り付けする方法
雪が降ってきたときの今の主流はスタッドレスタイヤです。
今のスタッドレスタイヤは種類も豊富で、性能もチェーンに勝るほどの勢いがあります。
ただ、値段が…高いです…。
スタッドレスタイヤは通販で購入しよう
スタッドレスタイヤが良いのはわかるが、価格を見ると直ぐに手が出せる代物ではないです。
店頭で店員さんに勧められたのをそのまま購入すると、えらい目に遭います。結構な値段を上乗せられてしまうこともあるからです。
私のおすすめは通販で購入し、工場に持ち込む方法です。
通販で格安でスタッドレスタイヤを購入して、持ち込みOKなお店で安く取り付けてもらうことで、費用を安く抑えることが出来ます。
私は安くてタイヤ、ホイールの種類が豊富なオートウェイで購入し、メーカーに持ち込んで取り付けてもらっています。
そうすることで、安く、しかも安心してスタッドレスの取り付けが可能になります。あくまで私の見解ですが…。
購入する時は、自分のホイール、タイヤのサイズを調べておく必要はあります。私は車に無知なので、ガソリンスタンドでお兄ちゃんに聞いてました。お兄さん、その節はありがとうございました。
まとめ
雪が降った路上は大変危険で、毎年、大切な命まで落とす事故があとを絶ちません。
自分は大丈夫と過信していると思わぬ事態に陥ることになります。
交通事故で車体がペチャンコになるくらいならまだマシです。自分はもちろん、大切な同乗者が重症、重体、ときに死亡してしまう恐れもあります。
保険だと思って、チェーンやスタッドレスを冬場は必ず準備し、大切な命を守ってくださいね。