現代社会では法律が絡む色んな問題が絶えず起きている。
でもいざという時、法的な知識が無ければ解決も出来ないし、相談する場所も分からない。
そういう時に役立つのが法律の無料相談、無料窓口なのである。
Contents
無料で法律相談
役所の法律無料相談
一番身近で頼れる相談窓口は町役場、市役所、都道府県庁かもしれない。
無料で法的問題を相談出来る場所といったら一番最初に考えつくところかもしれない。
役所には週に数回、あるいは月に数回、法律の専門家が来所して市民の相談を聞いている。
常時待機している訳ではないが、こういった無料相談を利用するのも一つの手である。
役所の法律相談の欠点
しかし、役所の法律相談には欠点がある。
それは、本当の意味で親身になってくれないことが多いのが現状なのだ。
なぜなら無料で相談するのには限界があるからだ。
しかも、法律の専門家もホームタウンで相談を受けている訳でもない。
調べながら相談を受ける場所としては最適だとは必ずしも言えない。
少なくとも解決するヒントはくれるはずなので、そこを頼りに次の法律相談に行くにはいいだろう。
ちなみに役所で相談する際は予約制のところが多い。
無料なので市民が殺到することもあるだけに、急いで相談したい人には不向きである。
法テラスで無料相談
私がオススメするのは、法テラスである。
法的な手段を使わなければ解決が困難な事例というものがある。
そういった事例では法テラスを利用するのが私の一番のおすすめである。
なぜなら、実際に法テラスを通して弁護士に依頼する、司法書士に依頼するなど、お金を払って依頼する時にも分割払いや安い料金でやってくれる可能性が高い。
困ったらまずは法テラスという考えは間違ってはいないのだ。
労働問題は労働基準監督署
法律相談といっても色んな案件がある。
弁護士一つをとってみても、色んな得意分野というものがある。
労働問題を例に出せば、労働問題の専門機関は、やはり労働基準監督署ということになる。
ここでは日々労働の相談もやっている。
私も以前、監督署に労働の相談をしたことがある。
過重労働、パワハラなど様々な問題を持っている人も多い現代社会では、労働問題とは切っても切れない。
意外にも電話一本で相談を受け付けてくれるから、これが本当に助かる。
来所して相談をするまでもない、ちょっとした疑問を聞いてみたいという時には労働基準監督署に電話してみるのもいいだろう。
弁護士、司法書士、行政書士
敷居が高く着手金が必要な士業としては弁護士がある。
中々相談するにもお金がかかることを考えると、安易に相談出来ない。
依頼することを前提で相談する時はいいかもしれないが、全く法律が分からない人にはあまりおすすめは出来ない。
しかし、急を要する時。例えば逮捕されてしまった場合には弁護士だけが接見する資格を有している。
そういった場合には一番頼れるのが弁護士なのだ。
そして、次は司法書士である。
不動産売買売買などで活躍する司法書士であるが、法律の相談が出来るイメージが少ない。
しかし、民事的な問題解決には長けているのが司法書士である。
弁護士よりも敷居は高くなく、本当の意味での市民の味方になってくれる書士も少なくない。
最後に、行政書士である。
主な業務は許認可などの為に官庁へ書類を提出したり、提出する書類を作成するのが主な仕事である。
しかし、法律の知識はもちろん兼ね備えており、一番安心して相談出来るのが行政書士なのかもしれない。
書類一つで解決する法律問題もあり、行政書士の活躍の場は意外にも多い。
社会保険労務士
社会保険労務士と言えば、保険の専門家と思われがちだが、労働問題にも強い。
社会的弱者を守るのも労務士の仕事である。
このように、法的問題といっても士業によって得意な分野、不得意な分野がある。
それを最初に調べておいて、得意そうな士業に相談するのがいいだろう。
得意な分野というのは、それだけ色んな案件に関わっており実績もある分野だと言える。
無料相談する際の注意点
電話して感じの良い、感じの悪い対応
無料相談の為に、一度や二度法律家に電話したことがある人も中にはいるだろう。
電話して一発目の対応で、その法律家が親身になってくれる人かどうか判断することも可能である。
HPではいつでも相談無料と書きながら、電話すると嫌な対応をされたり、書いてあることと違っていた。
そういったケースも中にはあるだろう。
そんな対応が悪いところには絶対に依頼しないでください。
私達は選ぶ権利もありますし、選ぶだけの法律家はいくらでもあります。
数件電話して、一番納得が出来る所を探していきましょう。
また、役所の無料相談では要は使いようです。
深い話は期待せずに、無料でどこまで聞けるかにかかってきます。
必ずと言っていいほど、専門家を紹介されると思いますが、その紹介されたところで必ずしも依頼する必要はありません。
最終的に法律家に依頼する際は、自分で選ぶことが大切なのです。
自分で法律を調べてみる
法律は確かに複雑です。
しかし、その複雑な法律を簡単に説明している解説書も世には多い出ています。
そういったものを活用しながら、少しづつでもいいので法律の知識をつけていくのです。
相談するにも全く無知であるのと、知識があるのとでは相手の対応を違ってきます。
少しでもあなたの悩みが解決するといいですね。