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パワー ハラスメントの定義・対策
パワハラとは?
職場で上司からパワハラを受けていると感じている人は実に多い。
でもそれに立ち向かう事が出来ない、失職を恐れて耐えている人は多いんじゃないかと思う。
パワハラとは「職場において、地位や人間関係で弱い立場の相手に対して、繰り返し精神的又は身体的苦痛を与えることにより、結果として働く人たちの権利を侵害し、職場環境を悪化させる行為」である。
簡単に言ってしまえば、パワハラとは「会社内でのいじめ」である。
いじめと言えば、主に学校で受けるイメージが強いが、職場でも横行している現実がある。
基本的に上司から部下へのいじめ、つまり権力を利用してのいじめとなる。弱いものいじめである。
なんでこんな事が起きるのか?
パワハラへの対策、対処法
企業の劣悪な労働環境がパワハラを増加させる一因にもなっている。
残業しても賃金が発生しない。サービス残業が当たり前。休日もろくに休めない。人員不足で過労が蓄積されている。例を出せば切りが無い。
そんな職場環境で働くストレスは、上に上がれば(昇進)上がる程感じるものである。
そのストレスのはけ口が更なるパワハラを誘発するのだ。
パワハラは犯罪
もし上司から執拗なパワハラを受けていて退職したいと思っている方がいたら、まずは誰かに相談して欲しい。信頼のおける同僚でもかまわない。
それによって、一時的に精神が落ち着くこともある。
また、パワハラなのかどうか分からない事もあるかと思う。
そんな時はネットで調べてもいいが、一番早い安い解決方法は、労働基準監督署に電話をして聞いてみることである。
スタッフによっては丁寧に対応してくれることが多い。
パワハラは犯罪です。
場合によってはパワハラの行為者、企業は刑事上の責任、民事上の責任を負うことになります。
訴えることは考えていないにしろ、労基の勧告くらいはして欲しいと思っている被害者は多い。
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ブラック企業職業別ランキング
パワハラを放置している企業はブラック企業の可能性が高い。知ってても放置している訳だから。
ブラック企業は職業によっても多い少ないの傾向がある。
労働時間が長い職場はブラックになりやすい。
逆に労働時間が少ない企業はホワイト企業である。
職業別でみてみるとやはり拘束時間が長い企業がブラック上位にきているのがわかる。
- 広告、出版業
- 飲食業
- サービス業
- 金融業
休日が少ないのがブラック企業
また、年間休日が80日を切るようならブラックを疑った方がいい。
もちろんこの80日は完全に休めた休日である。休みに呼び出された。再出社した場合は休日に含めない。
そう考えると潜在的なブラック企業も結構あるだろう。
『24時間働けますか?』のフレーズで話題になった栄養ドリンクのCMが昔ありましたが、そんな時代は当に終焉をむかえている。
働きアリのように働いていた日本人。
今、この働き方を変えなければならない時代に突入したのだ。
働き過ぎの過労死が急増中
家族の為に日夜、睡眠時間を削って頑張って働いている人もいるだろう。
でもよく考えてください。
もしも・・・
一家の大黒柱の自分が働きすぎで倒れたらどうしますか?
命を落としてしまったらどうしますか?
家族を路頭に迷わせることにもなり兼ねません。
何より悲しませてしまうのは家族なのです。一生トラウマは抜けないでしょう。
仕事よりも家族が大事
確かに仕事の為に犠牲にしなければいけない事は沢山あります。
でも犠牲にしてはいけない、たった一つのことがあります。
家族です。家族との時間です。
家族があったの自分であり、仕事です。
家族よりも大切な仕事なんて絶対にありません。
1週間後のプレゼンは自分がしないといけない。自分がいないと会社は回らない。
これは大きな勘違いです。
企業は人一人抜けたところで仕事が回らないといった事はありません。
別の言い方、悪い言い方をすれば貴方がいなくても企業はノーダメージなのです。変わりの人材はいくらでもいるし、補充も効きます。
だから家族との時間は何よりも優先し大切にしてくださいね。
[コンビニは常に人手不足に悩んでいるもご覧ください。]
パワハラ体験談
自分はパワハラを受けるような人間じゃない。そう思っている人もいるかもしれない。
どんなに仕事が出来る(出来ると思っている)人でもパワハラを受けない可能性はゼロではない。私もその一人である。
辛いパワハラから逃げ出したい
サービス業に勤務していた時の話です。
拘束時間がとにかく長かった。
帰ろうとすると、仕事を振ってくる上司。先に退社するのが悪いような社内の雰囲気がある。
休憩時間も仕事している状態。休みに職場から電話がかかってくることも日常茶判事。
『ムカつく理不尽な上司』の特徴、対処法の記述にあるように無理難題、理不尽なことを指図する上司。ほんとに精神的にも参っていた。
上司からパワハラを受けた時に身に付けていたネクタイやワイシャツは運気が下がると思い身に付けるのをやめたこともある。
今考えると本当に病んでいたのだと痛感する。24時間会社に拘束されているようなものですから当然ですよね。
労基に電話、そして再度、労基に電話、何度電話したことか。
会社が潰れて無くなってしまえと何度も思っていました。
それほど追い詰められていたのです。
今では転職し心機一転働いていますが当時は本当に辛かった。思い出したくもないくらいです。
うつ病になると職場復帰が困難
「うつ病」症状、特徴、原因そして治療法にあるように一度、うつ病など心の病にかかったら完治するのが難しく、職場復帰が難しくなります。
仕事くらいで人生を棒に振るうことさえあり得ます。
パワハラを受けている(受けている可能性がある)人はまずは同僚や専門家に相談してください。
あなたが悪いのではないのです。会社が悪いのです。
パワハラの真実とは?
パワハラは学校のいじめと同じことです。
狭い狭い空間(会社)の中で弱いものいじめが行われている。
その空間を抜け出せば本当にちっぽけなものだと気付く。
でも、家庭を持っていれば簡単に辞めることが出来ない。だからパワハラはやっかいなのだ。
時には勇気を持って立ち向かうことも必要。自分が病んでしまったら仕事が出来ず結局は家族を路頭に迷わすことになる。
民間企業は絶対に倒産しないとは言い切れない。その時の為にも次の転職先を考えておくのも危機管理の一つだ。
そういう風に考えれば少しは楽になる。決して無理をし過ぎないで欲しい。